大人の矯正について-鈴木歯科矯正歯科|神奈川県中郡(二宮町・大磯町)の歯科・歯医者・矯正歯科・口腔外科

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診療時間 平日9:30~13:30/15:00~19:00
土曜9:00~13:00/14:00~18:00
休診日 木曜・日曜・祝日

大人の矯正について

大人になってからでも矯正は可能です

最近、大人になってから子どもの頃から抱えていた歯並びや口元の悩みを解消するため、矯正治療を始める方が増えています。矯正治療は大人になってからでも決して遅くありません。治療に関心を持ち、歯並びを治したいと思ったときがベストな開始時期です。

また、歯並びが整うことで歯磨きしやすくなり、虫歯や歯周病、口臭予防につながります。上下の歯がしっかり噛み合うようになると、下顎にかかる負担が軽くなり、顎関節症などを防いでくれます。

笑顔に自信ができ、人生が充実

さらに、歯並びが整うとキリッと引き締まった口元や、魅力的な笑顔を手に入れられ、プライベートや仕事にきっと役立ちます。何十年と続くこれからの人生を考えると、その治療の価値は大きいのではないでしょうか。

歯並びや噛み合わせは、生涯に渡って変わる

年齢を重ねるにつれ、歯茎が痩せたりして歯の周りの組織に変化が起こります。そのため歯は動き続け、歯並びや噛み合わせが変化します。

矯正治療に年齢制限はなく、条件が整えば治療が可能です。生涯に渡り年代に即した健康的な歯並びの維持をお手伝いします。

抜歯は、個々のケースに合わせてご提案します

矯正治療で、抜歯を選ばざるを得ないケースや、もしくは抜歯をした方が将来的にメリットが大きい場合があります。当院では、それぞれの患者さまの症状に合わせてあらゆる選択肢の中から、できるだけ歯を抜かない治療を行うように心がけています。

例えば、抜歯した方がよい場合

女性には、審美面を優先して抜歯をすすめ、男性には健康を優先して残すようお話しする場合があります。できるだけ患者さまの状況やご要望に合わせて治療方針を決めています。また、抜歯が必要な場合は、メリット・デメリットをしっかりご説明した上で、患者さまに選んでいただきます。

歯周病や虫歯の予防としての矯正治療もあります

歯並びが悪いと、磨きにくい部分ができてしまう

歯並びが悪いと、どうしても汚れが溜まる部分に虫歯ができたり、汚れや歯石が溜まって歯周病の原因になります。歯の痛みで苦労したり、歯を失って美味しくご飯が食べられなくなってしまいます。

口腔環境を整えて、予防する

また、歯周病は心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病・肺炎・低体重児早産の原因になることがわかっています。歯並びが整うと、歯磨きがしやすくなります。虫歯や歯周病の予防の一つとして、矯正治療を考えることもできます。

きれいな歯並びを壊してしまう原因をご存じですか

歯を失ったり、加齢によって

虫歯や歯周病で歯を失うと、そこから歯列が崩れることがあります。加齢につれて噛み合わせが深くなったり、前歯が出てきたり、隣の歯が傾斜したり、すき間ができたり、デコボコになることがあります。

舌の癖や鼻づまりも、原因に

舌を上限のあの間や裏側から押し出すように嚥下したり、発音する習慣がついていると舌の圧力により歯は移動します。鼻づまりで口が閉じづらいと、上顎の幅が狭くなったり、歯が前に出たり、噛み合わせが悪くなります。また、歯ぎしりや噛みしめ(食いしばり)などの癖も、歯の削れや移動、顎関節症の原因になることがあります。

こうした癖はなかなか治りにくいものですが、当院ではこうした原因を突き止め、矯正と共に癖や持病を自覚し、自発的に矯正してもらうお手伝いをします。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用

●治療期間

治療期間は1ヶ月に1~2回の来院を原則に、永久歯の矯正治療で2~3年程度です。歯の萌出や歯の動きには個人差がありますので、計画した期間が多少変更されることがあります。また治療の難しい症例ほど治療期間もかかります。最も期間を要するものには、著しい反対咬合、開咬、舌や噛み方に著しく間違った習慣がついている場合などが挙げられます。

●矯正装置の装着・撤去時

通常の治療時間は30分位ですが、装置の装着・撤去時は約1時間くらい必要です。

●食後の歯磨きをおろそかにすると

矯正治療中は食べ物が詰まりやすく掃除が難しくなります。毎食後の歯磨きは必ず行ってください。私たちスタッフも歯磨き指導を中心にできる限り予防処置を行います。
歯磨きをおろそかにすると歯の表面が溶け、虫歯や歯ぐきの炎症が起こります。これらの程度が進行しますと、治療が続けることができなくなり、装置を外すこともあります。

●治療の成果

治療を成功させるためには、患者さん自身の努力やご家族、周囲の人達の協力が必要です。装置を十分に使用しない、予約を守らない方の場合は治療がうまく進行せず、治療期間が延びるだけでなく、治療結果が不十分になることがあります。取り外し式装置やアライナー矯正装置(マウスピースタイプ)は約20時間/日の装着が必要です。治療上必要な事項を守れない場合は、治療の継続をお断りすることがあります。

●矯正治療中の痛み

矯正装置が装着されると、始めの頃は頬の粘膜を咬んだり、口内炎ができることや、装置の種類により喋りにくい場合もありますが装置に慣れるにしたがいこのようなこともなくなります。また、ワイヤーを調節してから3~4日位は個人差がありますが歯が浮いたような感じになり、食事の時などに痛くなることがあります。この間、必要なら柔らかい食事をとり、食後は優しくマッサージするように歯磨きしてください。もしどうしても痛みが強い場合は「バファリン」など、ご自分に合った鎮痛剤を飲んでも結構です。一般的には日常生活に支障のあるほどの痛みではありません。

●治療の途中で…

治療の途中で、歯が一時的に「噛みにくい」「出っ歯になる」「受け口」「隙間が出る」など患者さんが不安に感じるようなことが起こることがあります。これらは、治療のゴールに向かう一行程にやむを得ず発現するものです。どうぞご心配せずに指示に従って通院してください。必ず改善しきれいになります。

●「針金が飛び出した」「装置がぐらぐら! 」など…

ときどき治療中の装置から針金が飛び出したり、装置が外れてグラグラしていることがあり、びっくりすることがあるかもしれません。原因はいろいろ考えられますが、まず割り箸等で押し当てて中に入るのもあります。しかし、ワイヤーが歯ぐきや粘膜を傷つけて痛い時は早めにご連絡ください。うまくいって、気にならないようであれば次回までそのままで結構です。

●治療計画の変更

治療計画は患者さんごとに異なります。治療の途中で、装置の使用状況、著しい骨格 性変化、舌の突出癖や歯の動きなどによる予測できない事柄で、治療期間の延長、治療計画、治療方法の変更、抜歯などが必要になる場合があります。

●歯肉(歯茎)の後退、歯根の吸収

歯が動く時、歯茎が後退(ブラックトライアングル)や個人差がありますが、歯の根の先が吸収し短くなることがあります。多くの場合日常生活での支障はありません。そのような症状が認められた場合、個別で対応いたします。

●現代人のあごの関節はとても弱くなっています

ごの関節から音がしたり、開けにくくなったり、痛みを感じる人が増えてきています。矯正治療はこういった現象の直接の原因にならないと言われていますが、治療中このような症状が起きたらお知らせください。お口を安静に保ち、固い食物や大きく口を開けるなどあごに負担がかかることはなるべく行わないように注意してください。

●受け口(反対咬合)の人などでは

成長期の場合、治療中・治療後に下顎が著しく成長することがあり、矯正治療だけでは十分な対応ができにくくなることがあります。このような場合は矯正治療と併用して外科手術が必要になることがあります。

●後戻り、再発と再治療

矯正治療が終わるときれいな歯並びを維持するため「保定」は、とても大切です。装置を外したあと、しばらくの間歯が元の位置に戻ろうとする現象が起こりますので、必ず保定装置を使用してこれを防止します。保定装置には取り外しができるタイプや、歯の裏側に目立たないように接着するタイプなどがあります。一般的に保定装置は、歯が新しい環境に慣れるよう最初の6ヶ月間は食事や歯磨きなどの時を除いて一日中使用していただきます。その後、経過により夜間のみ使用など指示いたします。保定期間は通常2年間くらいですが、その間3ヶ月に1回来院してください。お口の中を拝見し、装置を調整します。保定装置の使用協力が不十分で再治療が必要になった際には、再治療費として治療費の一部が別途必要になります。

●親知らず(第3大臼歯)の抜歯

親知らずのある人で生えてくるスペースがなく(存在しているが埋まっている場合が多い)、その萌出力によって再び矯正治療後の歯並びやかみ合わせに悪影響を及ぼすおそれがある場合や、萌出しているがかみ合う歯がない、衛生管理できないと判断された場合は治療前・後に抜歯が必要です。

●加齢にともなう歯並びの変化

年齢が増えるにつれて、生理的に歯の「乱ぐい」や「歯間のすき間」ができることがあります。これは生理的老化現象の一つで、年を取れば誰にでも発生するものです。矯正治療とは直接関係ありません。しかし保定装置を使用し、管理を続けることにより歯並びを長期に維持することはできます。